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2018年2月

2018年2月25日 (日)

未来のお洋服

無縫製のオートクチュール作品の展示会に行ってきました。作品のほかに、作る工程もわかるようになっていました。未来のお洋服です。

イマナガサトと東レのエキシビション

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制作工程のほとんどを自動化しているそうで、未来のお洋服の作り方を、詳しくきいてみました。

まず人間を3Dスキャンします。採寸ということですね。デザインに沿って服のパターンを作り、小さなパーツ(4c×4cくらい、デザインによります)に分けます。このパーツは、直径3mmほどの穴が、角に空いています。カーボンで作られた、突起のあるジョイントパーツが裏側からあてられ、3mmのあなにキュッとはいってつながり、お洋服の形になっていきます。ミシンはつかわないのです。

採寸も、パターンを小さなパーツに分けるのもコンピューター、裁断もレーザーカッター、一点ものですが、いままでの手仕事の比率の多いオートクチュールとは、全然違う作り方ですね。

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素材は、今年はウルトラスウェードを使用しています。レーザーカッターとの相性バツグンです。ウルトラスウェードは、厚みの種類がたくさんありますが、展示の作品は、薄いウルトラスウェードを二枚接着して使っていました。表も裏も同じ表情にできますね。レーザーカッターの裁断面は、熱で少しこげるというか、溶けたような仕上がりになり、真ん中に、はさんである接着芯が見えなくなっているうえに、裁断面からの剥離も予防しているようでした。

ところでこの制作工程では、まだ人間の手作業で行われているところがあります。

ひとつは、最初に作るパターンです。パターンができれば、小さく分けるのは、コンピュータがやるのですが、デザイン画を立体にする創作は、人間です。あーよかった、パタンナーの仕事が無くなっちゃうとしんぱいしました。

いや待て、東レのアパレルCAD、パターンマジックⅡ3D では、製図、トワル作成、補正が、画面の中でできるようになっているではないですか。このソフトを使えばかなりのとこまで、手作業は減るんじゃないかなあ。でも最終は、実際トワルを組まなきゃですよね。

あと、レーザーカッターのデータも、1パーツずつ型入れしているそうです。1着のパーツ数がおおいので、大変な作業ですね。この作業も、アパレルでは、マーカマジックをつかって、ワンクリックで要尺を出しているので、なんとか使えないのかしら。レーザーカッターのデータは、イラストレーターでなければいけないそうです。マーカマジックの型入れ図を、.aiに書き出すことはできないんだろうか。

あとちょっとで、劇的に自動化できそうな予感がしますが、未来のお話なのか、どうかしら。

自動化といっても、このシルエットでオーケーかどうかの判断は、まだ人間の、決めるところだと思います。エンターキーを押すのは人だから。

会場のスタッフのかたには、とても丁寧にご説明いただいき、楽しい時間が過ごせました。ありがとうございました。

2018年2月21日 (水)

ブックカバー

引き出しから、古いファイルが出てきました。

ドレメに通っていた頃から、アパレルに就職したてあたりの、1980年代のイラストです。あの頃よく描いてたなあ、と懐かしく見ていたら、
今と芸風があまり変わっていませんでした。

竹ペンと黒インク
箱の中の女の子
眉太いね。そうでなければならなかったのです。
竹ペンはお気に入りの道具で、気にいる線になるまで削ってました。

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安西水丸さんの線が好きで、ロットリングで真似してましいた。
鏡の中の女の子

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パステルで大橋歩さん風に。
シャツのステッチを描くと、落ち着きました。


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大橋歩さんのスタイル画は、頭がとっても小さいんです。でもそれがカッコよくて、
スタイル画の授業の時に、教えられた八等身に描かなかった。

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そして今。ウルトラスエードに、刺繍を刺して、ブックカバーにしました。顔の部分はレーザーカッターで彫刻。女の子の顔は昔と同じかな。あ、眉は細くなりました。

Photo

裏はふくらみのある素材で、高級感をプラスしました。使う人限定のお楽しみですね。

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2018年2月 4日 (日)

試作

テーマは、ウルトラスウェードと、スワロフスキー。
お題をもらったので、いろいろ考え中の
1作品。
ブックカバーをやろうとおもってます。

意外と赤のスワロが
沈んで見えるなあ。
キラキラしずぎなくて、
いいかもだけど、
せっかくスワロを使うんだから
キラッキラの方が
いいのかしいら。

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